<仙台市役所 論文試験対策>過去問と模範解答例 予想テーマセットも提供中

仙台市役所の論文過去問と模範解答例を公開しています。

なお、下記の記事では公務員試験の論文頻出テーマをまとめています。
公務員試験受験生はぜひ参考にしてください。

試験概要

sendaicity

【大学卒程度】
・形式:論文
・試験時間:120分
・文字数:1200字程度

模範解答例

仙台市役所の論文過去問について、模範解答例の一部を公開しております。

なお、予想テーマの模範解答については下記テキストにて提供中です。

仙台市役所の論文予想テーマ模範解答セットはこちら↓

自治体ごとの過去問の傾向や方針、全国的な出題傾向等を分析し、その傾向を踏まえた上で予想テーマ全てに模範解答を収録しました。

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仙台市は「杜の都」の由来通り、まちの人々が協力し合い、長い年月をかけて育ててきた豊かな緑が生い茂っている。これは他都市と比較しても自然に配慮された都市と言えるだろう。

しかし、急速に進行する都市化や地域特性上、課題点があることは否めない。仙台市は東北地方最大の都市として人口が集中し、都市部では住宅や商業施設の建設が進んでいる。経済活動が活発である点で非常に魅力的ではあるが、それに比例して地域特性上車の利用が増加するため、CO2排出量が増加し、環境負荷の増大が懸念されている。この状況を改善するために、解決策として二つ提起したい。

ひとつは「グリーンインフラの拡充」である。令和5年度、仙台市でも新事業としてグリーンインフラの助成金が設定されたが、開始されて間もないこともあり、十分に整備された状態とは言えない。今後グリーンインフラを拡充させるためには、より一層この事業の普及が不可欠となる。実際に助成金を利用している施設を特集し地方紙やSNSに掲載したり、緑を中心としたイベントを助成金利用施設内にて開催したりするなど、助成金利用施設が増える毎にさらに条件を課して市民への周知を徹底していくべきだと考える。特にSNS最盛期とも言える今、写真で緑化を訴えかけることは非常に有用な手段と言えるだろう。市民の緑化への意識を高めることで、最終的には助成金をなくしたとしても各自が緑化に寄与するような状態になることが理想である。また、緑化と同時に再生可能エネルギーの導入を加速する方策も付け加えたい。仙台市は日照時間が長い地域であり、太陽光発電において十分なポテンシャルがある。既存の太陽光パネル助成金をグリーンインフラ助成金制度と組み合わせて新たな条件項目を追加することで、環境への配慮が加速的に進むと考える。

次に、「公共交通機関の整備」を挙げる。先に述べた通り、車の利用増加の課題を解決することが環境配慮の取り組みにおいて非常に重要となることから、公共交通機関を充実させるべきだと考える。仙台市は令和3年に「せんだい都市交通プラン」を策定し、公共交通機関の拡充を目指しているが、まだ整備段階であり今後さらなる拡充が求められている。実際に鉄道利用地域から外れた場所へのフィーダーバスの充実も掲げられているが、運行本数が少なく、やはり都市部に比べると市民の立場では利便性は低いとみられてしまう。予算には限りがあるが、私はこの公共交通機関の整備に大きく予算をかける方向にシフトしていくべきだと考える。それは、環境への配慮だけでなく、市民にとっての利便性に加えて交通事故防止の要素など、さまざまな効果が期待できるからである。

以上のように現在も仙台市は地域における問題解決において適切な事業が数多く設定されている。今後はそれらを拡充していくことが仙台市の未来の発展に繋がると考える。

大学卒程度

事務

【2023年】
近年、SDGsへの関心が高まる中、環境に配慮した取り組みをより一層進めていくために、行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2022年】
安心して子どもを産み育てることができ、子どもたちが健やかに成長できる環境をつくるために、求められる行政の役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2021年】
近年多発する自然災害に対して、防災・減災の取り組みを進めるなど、自然災害に強いまちづくりを行うために必要な行政の役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2020年】
新たに生じ、絶えず変化する課題に対応することができるよう、個人や地域団体、NPO、企業などの多様な主体との関わりの中で、行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2019年】
今後、人口の減少が見込まれる中で、仙台・東北の地域経済を活性化させるために、仙台市が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2018年】
少子高齢化・人口減少が進む社会において、今後どのような課題が生じる可能性があるか考え、住民が生涯を通じて質の高い生活を送るために、その課題に対し行政が取り組むべき施策について、あなたの考えを論じなさい。

【2017年】
都市の活力となる若者の仙台・東北への定住促進のために、行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2016年】
地域・市民の活力を生かしたまちづくりを進めるため、個人やNPO、企業といった多様な主体と関わる中で、行政が果たすべき役割についてあなたの考えを述べなさい。

【2015年】
安心して子どもを生み育てることができるまちづくりのために、行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2014年】
地域の魅力を発信していくことの必要性と、その際に行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2013年】
人口の自然増加が大きくは見込まれない中、地方自治体にとっての交流人口の拡大に向けた取組みの必要性と、そのために行政がとるべき方策について、あなたの考えを論じなさい。

【2012年】
地方自治体の財政状況が厳しさを増す一方で、多様化する市民のニーズに即したきめ細かな行政サービスの提供が求められている。このような状況を踏まえ、質の高い行政サービスを継続的に提供するための方策について、あなたの考えを論じなさい。

【2011年】
高齢者がいきいきと暮らすことができる地域社会の実現のために、行政が果たすべき役割について、市民協働という観点から、あなたの考えを論じなさい。

【2010年】
若い世代が子どもを安心して産み育てることのできる環境づくりのために、行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい。

【2009年】
地域コミュニティを活性化させるために、具体的な政策を考え論じなさい。

【2008年】
個人の価値観が多様化し、行政に対する過度な期待や要求が示されることがある一方で、行政に無関心な住民も見られる。このような現状において、住民のニーズを的確にとらえた質の高いサービスを提供するための方策について、あなたの考えを論じなさい。

【仙台市役所】論文予想テーマ模範解答セット

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これまでの仙台市役所の過去問を徹底分析し、出題傾向を完全網羅しています。

また、総合計画である「仙台市総合計画」において示されている「目指す都市の姿」を解析し、出題可能性が高い予想テーマについても内容に組み込んでいます。

その上で、全ての予想テーマについて模範解答を作成した、充実のセットとなっております。

組織概要
公務員試験論文道場

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