<公務員試験>論文試験を「暗記」で攻略!コツを徹底解説!

公務員試験の試験科目のひとつ「論文」。
論文に苦手意識を持っている方は「対策が特に難しい…」と思ってしまうものです。

ですが、重要なポイントを「暗記」という形でインプットしていけば、驚くほど攻略できるようになります。

「論文を暗記!?この長文を!?」と思った方、ご安心ください。
この記事を最後まで読めば、効率よく暗記するコツを押さえることができます。

今回は、今まさに公務員の論文試験対策をしている方に向けて、短期間でどのように論文を暗記すればいいのか、その具体的な方法とコツについて解説していきます。

ちなみに、下記の記事では「公務員試験の論文頻出テーマ」をまとめています。

全国の市役所・県庁の出題傾向を徹底的に分析しているので、ぜひ読んでみましょう。

暗記の種類と特徴

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そもそも「暗記」とひと言でいっても、暗記は1種類ではなく3種類あります。
それぞれの特徴は次の通りです。

・感覚記憶
見聞きしたこと、感じたことを瞬間的に覚えている記憶のこと。覚えた情報の保持期間が短いのが特徴です。
・短期記憶
見聞きした情報を大体数十秒から数十分覚えている記憶のこと。後に脳が不要だと判断した場合は徐々に忘れていきます。
・長期記憶
短期記憶で入ってきた情報を脳が必要だと判断した場合に、長期間インプットすることができる記憶のこと。

論文試験対策で目指すのは、「長期記憶」へのインプットです。
次項では、この長期記憶にインプットするために何をすればいいのか、より深掘りしながら解説していきます。

論文対策に最適な暗記方法とは?

「暗記」と聞くと、いきなり内容をまるまる覚えておくようなイメージを持たれるかもしれません。

論文対策で重要となる暗記のコツは、「まずは特に重要なキーワードから暗記する」ことです。
これはピンポイントでキーワードを暗記し、結果的に論理的な文章へと導いていくという方法となります。

論文試験対策では、過去問を何回か解いていきますよね?
過去問を見ると、これまでの試験の傾向や、どのような解答案が適切なのかが分かってくると思います。

こういった解答案のポイントをまずはピックアップして暗記することで、それを繋げていくような形であらゆるテーマの解答に応用できるようになります。

より効果的に暗記をしていくために、ぜひ次のポイントを実践してみてください。

区切った文章を暗記する

まず、決してしてはいけないのは、長文をいきなりそのまま丸暗記しようとすることです。

先ほどもご紹介した通り、記憶には3種類あります。
長期記憶として定着させるためには、感覚記憶から段階を踏むことが必要であり、いきなり丸暗記しようとしても脳が追いついていきません。

そこで、長期記憶としてしっかりと脳にインプットさせるために、以下のような段階を踏んでいくことをおすすめします。

①重要だと思う文章を一区切りずつに分ける
②一区切りした文章の中で、特に重要な一文(キーセンテンス)をピックアップする
③キーセンテンスからさらに重要なキーワードを抜き出す
④「③」で抜き出したキーワードの順番を暗記する
⑤キーワードを暗記したら「③」→「②」→「①」と小さな区切りから大きな区切りとなるよう思考を変えて論述していく。

キーワードを暗記したら、【キーワード→キーセンテンス→重要だと思う文章】と思考を切り替え、最終的に元の文章に近いような形で論述できればOKです。

この方法で暗記・論述をしていけば、着実に論文スキルを高めることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

五感をフル活用する

見聞きしたこと、感じたことを瞬間的に記憶する「感覚記憶」。
感覚記憶として脳に入ってきた情報は、何もしないとすぐに消えてしまいますが、五感をフル活用することで、しっかり情報を脳にインプットすることができます。

おすすめの方法は「論文を音読すること」です。
声に出すと耳で聞くことができるので、「視覚」と「聴覚」に刺激が加わり、論文の内容がインプットされやすくなります。

また、暗記する箇所ごとに、体を動かしたり周辺環境を変えたりするのもおすすめです。
例えば、腹筋をしながら、足踏みをしながら、音楽を流しながら暗記をするなどです。
「ここは、足踏みしながら暗記したところだ」「ここはビートルズを流している時に覚えたところだな」と自分がした行動から暗記箇所がアウトプットしやすくなります。

ただ机に向かって闇雲に暗記するのも良いですが、その方法だと退屈ですし、次第に暗記そのものが苦痛になってしまいます。

体を動かしたり、部屋で流す音楽を定期的に変えるなど、環境を時々変化させることで、より論文の重要個所がインプット・アウトプットしやすくなります。
ぜひ試してみてくださいね。

長期記憶への定着には「反復」が不可欠!

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情報は何度も繰り返し「反復」することで脳が「重要」だと判断し、短期記憶が長期記憶に定着しやすくなります。

一度「覚えた!」「書けた!」と思った情報はそのまま放置せず、その後も複数回反復するようにしましょう。

何度も繰り返すことで、長期記憶へとより定着しやすくなりますよ。

まとめ

最後に、公務員試験の論文対策に最適な暗記方法をまとめていきましょう。

・大きな区切り→小さな区切りと文章を分解する
・小さな区切り→大きな区切りと思考を逆転させ、元の原文に近い形で論述する
・五感をフル活用して暗記する
・情報を反復し、より記憶に定着させる

長い論文をいきなり丸暗記するのはかなり大変です。
ところが、情報を細分化してキーワードから順に覚えておくことで、自然と暗記することが可能になり、論述スキルを磨くことができるようになります。

はじめは慣れなくて大変に感じるかもしれませんが、この暗記方法に慣れれば論文対策が万全な状態で、本番の試験に臨むことができるはずです。

公務員試験に臨む方は、ぜひご紹介した暗記方法を実践してみてください。

なお、下記の記事では「公務員試験の論文模範解答例を多数紹介」しているので併せて読んでみましょう。

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